Suno AI CEO、「大多数の人は音楽制作を楽しんでいない」と主張し物議

Suno

要点まとめ

  • Suno CEOのMikey Shulman氏が音楽制作の本質について物議を醸す発言
  • 「音楽制作は時間と練習を要し、本当の意味で楽しめない」との主張に業界から反発
  • 同社は現在、著作権侵害で主要レコード会社から訴訟を受けている状況

Suno CEO 音楽制作に関する物議を醸す発言

AI音楽生成スタートアップSunoのCEO、Mikey Shulman(マイキー・シュルマン)氏が、「大多数の人々は音楽制作に費やす時間の大半を実際には楽しんでいない」と主張し、業界に波紋を広げている。

「20VC」ポッドキャストのインタビューでShulman氏は、「現在のクリエイターの作業を10%速くしたり、音楽制作を10%簡単にしたりするだけの企業を作りたかったわけではない。10億人の音楽体験に影響を与えたいなら、10億人のための何かを作る必要がある」と説明した。

その上でShulman氏は「現在の音楽制作は本当の意味で楽しめるものではない。多くの時間と練習を要し、楽器や制作ソフトウェアの習得が必要だ」と主張。これに対し司会者のHenry Stebbings氏が、ランニングのように上達とともに楽しさを見出せると反論したが、Shulman氏は「大多数の人々は難しさのために途中で諦めてしまう」と返答した。

業界からの反発と法的課題

この発言に対し、多くの人々がクリエイティブプロセスに対する根本的な誤解を指摘している。あるXユーザーは「アートに対するソリューション的な言語は意味をなさない」と批判した。

なお、SunoはAI音楽生成プラットフォームのUdioとともに、主要レコード会社から著作権侵害で提訴されている。Recording Industry Association of America(RIAA)は、Sunoが許可なく著作権で保護された録音物をAIモデルの訓練に使用したと主張している。これに対しShulman氏は、同社の技術は「革新的」で「既存のコンテンツを記憶して再生するのではなく、完全に新しい出力を生成するよう設計されている」と反論している。

引用元:MusicTech
CEO of AI music generation firm Suno claims majority of people don’t “enjoy” making music

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