PerplexityがGoogle対抗のスプレッドシート・ダッシュボード生成ツール「Labs」をリリース

Perplexity

  • AI検索エンジンPerplexityが月額20ドル(約3,000円)のProプラン向けに「Perplexity Labs」を発表
  • 10分以上の時間をかけてレポート、スプレッドシート、ダッシュボードを自動生成
  • WebブラウザComet開発やRead.vc買収に続く、検索事業からの事業拡大戦略
  • 180億ドル(約2兆7,000億円)評価額で最大10億ドル(約1,500億円)の資金調達を検討中

Perplexity Labsの機能概要とProプラン向け展開

Googleに対抗するAI搭載検索エンジンのPerplexityは木曜日、月額20ドル(約3,000円)のProプランサブスクライバー向けツール「Perplexity Labs」をリリースした。同ツールはレポート、スプレッドシート、ダッシュボードなどを作成できる。

Perplexity Labsは現在Web、iOS、Androidで利用可能で、MacとWindows向けPerplexityアプリでも近日中に提供予定だ。

Perplexityはブログ投稿で「Perplexity Labsは様々な仕事や個人プロジェクトの完成を支援できる」と説明している。「Labsは10分以上の時間をかけて設計されており、高度なファイル生成やミニアプリ作成など追加ツールを活用してタスクを達成する」。

ManusやComet開発に続く事業拡大戦略の一環

Labsは、バイラルAIエージェントプラットフォームManusがスライドデッキ作成ツールをリリースした同日に登場し、Perplexityがコア事業である検索を超えて事業拡大を図る取り組みの一部である。Perplexityは現在WebブラウザCometをプレビュー中で、最近は専門職向けソーシャルメディアネットワークRead.vcを買収している。

AI搭載のリサーチ・分析機能と対話型アプリ生成

AIを活用したPerplexity Labsは、約10分をかけてリサーチと分析を実行でき、Web検索、コード実行、チャートと画像作成などのツールを使用してレポートや可視化資料を作成する。Labsは対話型Webアプリを作成でき、データ構造化、数式適用、文書作成のためのコードを記述できるとPerplexityは述べている。

Perplexity Labsワークフロー中に作成されたチャート、画像、コードファイルなどのすべてのファイルは、表示やダウンロードが可能なタブで整理される。Perplexityのブログ投稿によると「この拡張機能により、プロジェクト向けにより幅広い成果物を開発できるようになる」としている。

理論的には優れているが、AIが不完全な技術である以上、Labsが常に的確な結果を出すとは限らない。もちろん、テストする機会を得るまで判断は保留する。

企業向け機能強化と180億ドル評価額での資金調達検討

Perplexityは企業向け機能への投資を増やしており、昨夏にはユーザー管理や「内部ナレッジ検索」などを含むエンタープライズプランを開始している。こうした動きは、Perplexityを支援するベンチャーキャピタリストの要請が一部にあると考えられ、彼らは間違いなく早期のリターンを期待している。Perplexityは報告によると、180億ドル(約2兆7,000億円)の評価額で投資家から最大10億ドル(約1,500億円)の資金調達を検討中だ。

引用元:TechCrunch
Perplexity’s new tool can generate spreadsheets, dashboards, and more

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