要点まとめ
- AI検索エンジンのPerplexityが、プロフェッショナル向けSNSのRead.cvを買収
- Read.cvは1月19日からサービス縮小を開始し、ユーザーデータは5月16日まで出力可能
- Perplexityの企業向けサービス強化の一環として、Read.cvのチームが参画
PerplexityがRead.cvを買収
プロフェッショナル向けソーシャルメディアプラットフォームとしてLinkedInと競合していたRead.cvが、AI検索エンジンを展開するPerplexityに買収された。Read.cvは1月19日(金)からサービスの縮小を開始する。ユーザーは5月16日までプロフィール、投稿、メッセージなどのデータをエクスポートすることが可能となっている。
Perplexity社のCEOであるAravind Srinivas(アラヴィンド・スリニヴァス)氏はSNS「X」上で、「Read.cvチームのPerplexity参画を歓迎する。彼らはコンシューマー向けおよびソーシャル体験の設計と構築に非常に優れており、多くの新しい方向性での協働を楽しみにしている」とコメントした。
We’re excited to have the @read_cv team join Perplexity. The team is incredibly capable in designing and building consumer and social experiences and we look forward to working with them on many new exciting directions! https://t.co/tiSqBRiuLP
— Aravind Srinivas (@AravSrinivas) January 17, 2025
Read.cvの沿革とサービス内容
Read.cvは2021年に、Facebook、Mozilla、Salesforce傘下のQuipでプロダクトデザイナーを務めたAndy Chung(アンディ・チュン)氏によって設立された。同社は履歴書の共有や業界専門家とのチャット機能を提供し、さらに組織向けにチームプロフィール、求人掲載、候補者検索などの機能も展開していた。最近では「Sites」機能を導入し、ユーザーが.cvドメインを取得してプロフィールと連携できるサービスも提供していた。
Perplexityの企業戦略と今後の展開
West Berkeley拠点のRead.cvは、F7 VenturesとFanjul Capitalから資金調達を受け、約3名の従業員を擁していた。Perplexityによる具体的な活用計画は明らかにされていないが、同社は昨夏に企業向けプランを立ち上げ、ユーザー管理や「社内知識検索」などの機能を提供開始するなど、企業向けサービスの強化を進めている。Perplexityは、Institutional Venture Partnersなどの投資家から5億ドル以上を調達し、企業価値は90億ドルと報じられている。
引用元:TechCrunch
Perplexity acquires Read.cv, a social media platform for professionals