- OpenAIが人気AIコーディングアシスタントのWindsurfを約30億ドル(約4,500億円)で買収交渉中
- 成立すれば、OpenAIは自社投資先のCursorを含む他のAIコーディングアシスタント提供企業と直接競合へ
- Windsurf(旧Codeium)は約4,000万ドルの年間経常収益を達成
- 今週後半に発表予定との情報も
OpenAIとWindsurfの買収交渉
人気AIコーディングアシスタントエディタの開発元であるWindsurfが、OpenAIに約30億ドル(約4,500億円)で買収される交渉を行っていると、Bloombergが報じた。
この取引が実現すれば、OpenAIはAnysphere(Cursorの開発元)を含む他のAIコーディングアシスタント提供企業と直接競合することになる。特にCursorはOpenAI Startup Fundからの出資を受けている企業だ。
OpenAI Startup Fundの信頼性への懸念
この買収は、OpenAI Startup Fundの信頼性を危うくする可能性があると、Cursorの株主構成に詳しい人物は語った。OpenAIがCursorに買収について打診したかどうかは不明だ。
Bloombergの情報源に加え、両社間で何かが進行していることを示すさらなる手がかりもある。数日前、Windsurfユーザーは「今週後半の発表」に関連して、月額10ドルでコーディングエディタへのアクセスを固定できるオプションがあるとのメールを受け取った。
また、OpenAIの最高製品責任者Kevin Weil(ケビン・ウェイル)氏も昨日、Windsurfの機能を称賛する動画をリリースしている。
Windsurfの企業価値と収益
以前Codeiumとして知られていたWindsurfは、Kleiner Perkins主導で企業価値28.5億ドル(約4,275億円)での新規資金調達交渉を行っていたとTechCrunchは2月に報じた。同社は約4,000万ドル(約60億円)の年間経常収益(ARR)を達成したという。この収益規模はCursorのARRベースで2億ドル(約300億円)と報じられている収益よりもはるかに低い。CursorはBloombergの先月の報道によると、約100億ドル(約1兆5,000億円)の企業価値での資金調達交渉を行っていた。
Windsurfの企業背景
Varun Mohan(バルン・モーハン)氏と幼馴染でMIT卒業生のDouglas Chen(ダグラス・チェン)氏によって2021年に設立されたWindsurfは、PitchBookのデータによると、これまでGreenoaks CapitalやGeneral Catalystなどの投資家から2億4,300万ドル(約365億円)を調達している。
引用元:TechCrunch
OpenAI is reportedly in talks to buy Windsurf for $3B, with news expected later this week