- OpenAIが「OpenAI for Countries」プログラムを立ち上げ、国際的なAI顧客向けのローカルインフラ構築を推進
- 各国政府とパートナーシップを組み、データセンター能力増強や自社製品のローカライズを支援
- 資金はOpenAIと各国政府が共同で提供、まずは10の国際プロジェクトから開始予定
- 「民主的なAI」の普及を掲げ、中国勢に対抗する西側AIモデルの採用を各国に働きかける戦略
OpenAI、国際インフラ強化の新プログラム発表
OpenAIは「OpenAI for Countries」と呼ばれる新プログラムを立ち上げ、国際的なAI顧客により良いサービスを提供するために必要なローカルインフラを構築できるようにすると発表した。
各国政府とのパートナーシップ内容
この新プログラムの一環として、OpenAIは各国政府と連携し、データセンター能力の拡大やChatGPTを含むOpenAI製品の特定言語やローカルニーズに合わせたカスタマイズなどの取り組みを支援する。
このプログラムの資金はOpenAIと各国政府から共同で提供されるとこのスタートアップは述べている。まずは10の国際プロジェクトから開始する予定だが、OpenAIはまだその対象地域については明らかにしていない。
「民主的なAI」普及の背景戦略
OpenAIは「民主的なAI」を広めることを希望していると述べている。これは本質的に、中国の競合他社ではなく、西側のAIモデル、特にOpenAIを使用するよう他国を説得したいという意図を示している。
Project Stargateとの連携可能性
Bloombergによると、「OpenAI for Countries」は同社のAIデータセンター推進計画「Project Stargate」を補完することを目的としており、このStargateは米国外へ拡大する予定だという。例えば、「OpenAI for Countries」はStargateのインフラや、あるいはStargateの投資家からの資金に依存する可能性もある。
引用元:TechCrunch
OpenAI wants to team up with governments to grow AI infrastructure