- OpenAIが2030年までにデータセンター容量の75%をソ SoftBank支援のStargateプロジェクトから調達する計画。
- 最大株主であるMicrosoftからの依存度を大幅に低下させる戦略的転換。
- 2027年の支出予測は200億ドル(約3兆円)規模に、2024年の50億ドル(約7,500億円)から大幅増加へ。
OpenAIのインフラ戦略転換
OpenAIが今後5年間で計算処理能力の調達先を大きく転換する計画であることが、The Informationの2月21日の報道で明らかになった。同社は2030年までに、新規出資者のソフトバンクが大規模な資金提供を行うStargateプロジェクトから、データセンター容量の4分の3を調達する方針だ。これは現在、同社のコンピューティング能力の大部分を提供している最大株主のマイクロソフトからの大幅な転換を意味している。
段階的な移行計画とコスト予測
この転換は段階的に実施される。OpenAIは今後数年間、マイクロソフト所有のデータセンターへの支出を増加させる計画も併せて持っている。その間、OpenAIの全体的なコストは劇的に増加する見通しだ。OpenAIは2027年に200億ドル(約3兆円)の資金を消費する見込みで、これは2024年に消費したとされる50億ドル(約7,500億円)を大きく上回る規模となる。
AIモデル運用コストの将来予測
2030年までには、OpenAIのAIモデル運用(推論)にかかるコストが、AIモデルの訓練にかかるコストを上回ると予測されている。この予測は、AIサービスの大規模な実用化に伴う運用コストの増大を示唆している。
引用元:TechCrunch
Report: OpenAI plans to shift compute needs from Microsoft to SoftBank