News Corp、AI企業Perplexityを著作権侵害で提訴―「コンテンツ泥棒」と非難

Perplexity

  • ニューズ・コープ傘下のダウ・ジョーンズとNYポストが、AI企業Perplexityを大規模な著作権侵害で提訴。
  • Perplexityの「回答エンジン」が著作権で保護されたニュースコンテンツを無断で使用していると主張。
  • 1件の侵害につき15万ドル(約2,250万円)の損害賠償に加え、関連する利益の返還を要求。

News CorpがPerplexityを訴訟した内容

10月21日、ニューヨークで提起された訴訟で、ニューズ・コープはPerplexityが「大規模な著作権侵害」に従事していると主張。同社のAIエンジンが著作権で保護されたニュース、分析、意見記事を大量にコピーし、内部データベースに取り込んでいるとしている。さらに、そのコンテンツを使用してユーザーの質問に対する回答を生成し、オリジナルのニュースサイトの代替として機能させていると指摘した。

この訴訟は業界初ではない。多くのニュースサイトがPerplexityによるコンテンツの複製について懸念を表明しており、先週にはニューヨーク・タイムズも同社に対して中止要請を送付している。AIによる大規模なデータ収集に関する前例のない性質から、既存の著作権法がどのように適用されるかは不透明な状況だ。

News Corp CEOの声明

ニューズ・コープのRobert Thomson(トムソン)CEOは、「Perplexityは知的財産を乱用するAI企業の一つに過ぎず、我々が追及する最後の企業でもない。和解よりも訴訟を望むものではないが、ジャーナリストや作家、そして我々の会社のために、このコンテンツ窃盗政治に挑戦しなければならない」と述べた。なお、ニューズ・コープは今年初め、OpenAIと複数年にわたるコンテンツ契約を締結している。

引用元:TechCrunch
‘Content kleptocracy’: News Corp outlets sue Perplexity over scraped stories

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