- イーロン・マスク氏のxAI Holdingsが200億ドル(約3兆円)の新規資金調達を協議中
- 実現すれば企業価値は1,200億ドル(約18兆円)以上に達する見込み
- X社の巨額債務負担軽減に役立つ可能性、月間2億ドル(約300億円)の返済費用
- マスク氏のホワイトハウスでの政治的影響力増大を反映する動き
xAIの歴史的資金調達計画
イーロン・マスク氏のxAI Holdingsが200億ドル(約3兆円)の新規資金調達に向けて協議を進めており、AIとソーシャルメディアの組み合わせであるこの企業の評価額が1,200億ドル(約18兆円)以上になる可能性があると、Bloombergの新しい報道が伝えている。同報道によれば、協議は「初期段階」にあるという。成功すれば、この取引は先月のOpenAI(オープンAI)の400億ドル(約6兆円)調達に次ぐ、史上2番目の大型スタートアップ資金調達となる。
X社の債務負担問題
この資金調達はX社の多額の債務負担を軽減するのに役立つ可能性がある。Bloombergの情報源によると、同社は返済費用として毎月2億ドル(約300億円)という膨大な金額を支払っており、昨年末までに年間利息費用は13億ドル(約1,950億円)を超えている。
AIへの投資魅力とマスク氏の政治的台頭
この規模の調達はAIへの投資家の継続的な関心を示すとともに、ドナルド・トランプ大統領のホワイトハウス内でマスク氏が驚くほど政治的影響力を持つ人物として台頭していることを反映している。
マスク氏のベンチャー支援者たち
マスク氏はTesla(テスラ)からSpaceX(スペースX)まで彼のベンチャーに一貫して資金を提供してきた支援者の一部から資金を集めることになる可能性が高い。その中にはValor Equity Partners(バロール・エクイティ・パートナーズ)のアントニオ・グラシアス氏やGigafund(ギガファンド)のルーク・ノセック氏が含まれる。グラシアス氏はマスク氏の政府効率化部門(Department of Government Efficiency)で副官としての役割も担っている。
xAIはコメント要請に対して直ちに回答しなかった。
引用元:TechCrunch
Musk’s xAI Holdings is reportedly raising the second-largest private funding round ever