- ザッカーバーグ氏がAIへの巨額投資を表明。2025年だけで600億ドル(約9兆円)以上の設備投資を計画。
- DeepSeekの台頭による市場の動揺を一蹴。数千億ドル規模のAIインフラ投資を長期的に継続する方針を示す。
- 次世代モデル「Llama 4」で、非公開モデルを含む世界最高水準の性能を目指すことを表明。
MetaのAI投資戦略
Meta CEOのMark Zuckerberg(ザッカーバーグ)氏は1月29日の2025年第1四半期決算説明会で、長期的に「数千億ドル」規模のAI投資を行う方針を示した。既に2025年だけで600億ドル(約9兆円)以上の設備投資を計画しており、その大部分をデータセンターに充てる予定だ。
DeepSeekの影響と市場の反応
1月27日、DeepSeekのAIモデルがGPU需要を減少させるとの観測から、NVIDIAの株価が一日で約20%下落。しかしZuckerberg氏は、数十億人規模のユーザーを抱えるMetaにとって、AIインフラへの大規模投資は引き続き「戦略的優位性」をもたらすと強調した。また、チップ需要は推論処理に不可欠であり、需要減少を判断するのは「時期尚早」との見方を示した。
Llama 4への野心
Zuckerberg氏は、次世代モデル「Llama 4」について、ChatGPTなどの非公開モデルと比較しても世界最高水準の競争力を目指すと表明。「Llama 3ではオープンソースモデルを非公開モデルと競争させることが目標だった。Llama 4では業界をリードすることが目標だ」と述べ、エージェント機能やマルチモーダル機能の実装も示唆した。
引用元:TechCrunch
Zuck shrugs off DeepSeek, vows to spend hundreds of billions on AI