Meta AI月間アクティブユーザー数10億人突破 – 8ヶ月で倍増、有料サブスクリプション導入も視野

Mark Zuckerberg Meta

  • Meta AIの月間アクティブユーザー数が10億人に到達、2024年9月の5億人から8ヶ月で倍増を達成
  • Mark Zuckerberg氏が年次株主総会で発表、パーソナライゼーション・音声会話・エンターテインメントに重点
  • 将来的に有料推奨機能やサブスクリプションサービスの導入を検討、OpenAIのChatGPTと競合へ
  • この発表は独立したMeta AIアプリのローンチから1ヶ月後のタイミング

Mark Zuckerberg氏、Meta AI 10億ユーザー達成を発表

Meta(メタ)のCEOであるMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏は、水曜日に開催された同社の年次株主総会で、Meta AIが全アプリで月間アクティブユーザー数10億人を達成したと発表した。CNBCが最初に報じたこの新たなマイルストーンは、2024年9月時点でのMeta AIの月間アクティブユーザー数5億人から倍増となる。

ザッカーバーグ氏は「今年の焦点は体験を深化させ、パーソナライゼーション、音声会話、エンターテインメントに重点を置いて、Meta AIを主要なパーソナルAIにすることだ」と述べた。

AIアシスタント拡充と将来的な収益化戦略

同氏はさらに、Metaの計画がビジネスを構築する前にAIアシスタントの開発を継続することだと述べた。アシスタントが時間とともにアップグレードされるにつれて、ザッカーバーグ氏は「有料推奨を挿入する機会」があるか、「より多くのコンピューティングリソースを使用するために人々が料金を支払うサブスクリプションサービス」をローンチする可能性があると語った。

もしMetaが有料サブスクリプションサービスをローンチした場合、OpenAIのChatGPTなど人気のAIチャットアプリと競合することになる。

独立アプリローンチから1ヶ月での快挙

この新たなマイルストーンは、Metaが独立したMeta AIアプリをローンチしてから1ヶ月後に達成された。同社は4月29日にChatGPTとの競合を目的とした独立AIアプリを発表しており、わずか1ヶ月という短期間でのユーザー数倍増は、Meta AIの急速な成長を示している。

Meta AIは現在、Facebook、Instagram、WhatsApp、Messengerなど、Metaの主要プラットフォーム全体に統合されており、ユーザーはこれらのアプリ内で直接AIアシスタント機能を利用できる。パーソナライゼーション機能の強化、音声会話機能の改善、エンターテインメント要素の拡充により、さらなるユーザー体験の向上が期待される。

AI市場での競争激化とMeta戦略

10億ユーザーという規模は、Meta AIがAI市場における主要プレーヤーとしての地位を確立したことを示している。特にOpenAIのChatGPTやGoogleのGeminiといった競合サービスと比較しても、この数字は際立っている。

ザッカーバーグ氏が示唆した将来的な収益化戦略は、AI分野での持続可能なビジネスモデル構築への明確な意図を表している。有料推奨機能やサブスクリプションモデルの導入により、Metaは無料提供から収益化への転換を図る可能性が高い。

引用元: TechCrunch
Meta AI now has 1B monthly active users

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