Google Workspaceに自動化フローとポッドキャスト形式の要約機能が追加

Google

  • GoogleがWorkspaceに「Workspace Flows」を導入し、複数ステップのプロセスを自動化
  • Google Docsにポッドキャスト形式の要約機能と文章改善ツールを追加
  • Google Sheetsには分析支援機能、Google Meetにはノート作成機能を導入予定
  • データ処理場所を制限できる新たなデータレジデンシーコントロールも発表

Google Workspaceに新たなAI自動化機能

Googleがクラウドベースの生産性ツールスイート「Workspace」に新たなAI機能を追加する。このスイートに追加される「Workspace Flows」は、スプレッドシートの更新や文書からの情報収集など、複数ステップのプロセスを自動化するためのツールだ。Flowsは、特殊なタスクを処理するためにGoogle独自のAIチャットボット「Gems」を活用でき、またGoogle Driveなどのアプリと連携してデータを取得することも可能である。

「自然言語で必要なものを説明するだけで、Workspace Flowsが高度でロジック駆動型のフローを設計・構築します」とGoogle WorkspaceのプロダクトVPであるユリー・クォン・キム(Yulie Kwon Kim)氏はブログ記事で述べている。「また、パートナーと協力してWorkspace Flowsを他のサードパーティツールに接続し、Workspace以外のワークフローもサポートできるようにしています」。

Workspaceの競争力強化とAI機能の統合

この強化は、GoogleがMicrosoft 365などのプラットフォームと競合するWorkspaceをAIファーストのエクスペリエンスにすることを目指す中で行われるものだ。検索大手は2023年3月に初めてWorkspaceに生成AI機能の追加を開始し、最近では特定のAI Workspace機能の追加料金を廃止した—ただし、Workspaceプランの価格は引き上げられた

Google Docsの新機能と他のツールの拡張

Workspaceの他の部分では、Google Docsがまもなく原稿をNotebookLMのAudio Overviewsのようなポッドキャスト形式の概要に変換し、文章の一部を修正する機能を追加する。キム氏によると、近日中に登場する「Help me refine(改善のサポート)」と呼ばれる機能は、議論を強化し、構造を改善し、要点をより明確にする方法についての提案を提供するという。

Google Sheetsでは、今年後半に登場予定の「Help me analyze(分析のサポート)」という新機能がガイダンスを提供し、トレンドを強調表示し、インタラクティブなチャートの作成を支援する。Google Meetでは、「Take notes for me(ノートを取って)」というツールがビデオ通話から特定のトピックを要約し、振り返ることができる。Google Chatのユーザーは、任意の会話で「@gemini」と入力することでGoogleのGeminiチャットボットを呼び出すことができるようになる。

Google VidsとVeo 2モデルの統合

GoogleのAI搭載ビデオ作成アプリ「Google Vids」は、間もなくGoogleのVeo 2モデルを使用してビデオクリップを生成できるようになる。Googleはこのモデルをアプリに統合している。

データレジデンシーコントロールの導入

最後に、Googleは新しいデータレジデンシーコントロールを導入すると発表した。これにより、顧客はEUのGDPRなどの規制に準拠するために、データが処理される場所を制限することができるようになる。

引用元:TechCrunch
Google Workspace gets automation flows, podcast-style summaries

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です