- Google PhotosにVeo 3搭載の新しい画像・動画生成機能が追加
- 従来のVeo 2から品質が向上し、米国ユーザー向けに提供開始
- 15億人の月間アクティブユーザーを持つプラットフォームでAI技術を展開
- 無料版では制限付き、AI ProとUltra契約者はより多くの生成回数を利用可能
Google最新AI動画生成モデル「Veo 3」がGoogle Photosに統合
Googleの最新動画生成モデル「Veo 3」がGoogle Photosに導入される。この新しいモデルは、モバイルアプリの「Create」タブで利用可能となり、米国のユーザーが静止画から動画クリップを作成できるようになる。
Google Photosは既に最近追加された「Photo to video」機能を通じて動画生成を提供していたが、同社はVeo 3の追加により、より高品質な動画でこの機能を強化すると説明している。今回のローンチは、同社が最新のAI技術を製品を通じて消費者に提供する取り組みの一環でもある。Google Photosは2025年5月時点で月間アクティブユーザー数が15億人を超えている。
Veo 3の開発経緯とGeminiアプリでの先行展開
5月のI/O開発者会議で発表されたVeo 3は、画像から動画への生成機能を追加した。Googleは7月にこの技術をGeminiアプリに導入し、AI UltraおよびAI Proサブスクリプションプランで利用可能にした。これらのプランでは、ユーザーは1日3本の動画を生成でき、生成された動画にはAI生成であることを示す可視・不可視のウォーターマークが付けられる。
Google Photosでの活用方法と既存機能との比較
Google Photosにおいて、同社はユーザーが思い出に命を吹き込んだり、古い写真をアニメーション化したりすることを想定している。既存の画像・動画機能はVeo 2によって動作し、ユーザーはギャラリーから写真を選択し、「微妙な動き」または「I’m feeling lucky」ボタンをタップしてサプライズアニメーションを選択できる。モデルは他の人と共有可能な6秒のクリップを生成する。
Veo 3では、Googleによると機能は制限付きの生成回数で無料のままとなる。AI ProとAI Ultra契約者はより多くの生成回数にアクセス可能だが、音声はサポートせず、動画の長さは4秒となる。
新しいCreateハブでのAI機能統合
新しい画像・動画機能は、Google PhotosアプリのCreateハブ内で利用可能だ。これはユーザーがAIを活用したクリエイティブツールや機能を探索できる新しいセクションである。Veo 3に加えて、これらの機能には写真のスタイルを変更するリミックスオプション、コラージュ作成、ギャラリーからのモンタージュ作成、「シネマティック」写真と呼ばれる動く3D写真の作成、写真からGIF作成ツールなどが含まれる。
引用元: TechCrunch Google Photos upgrades its image-to-video feature with Veo 3
https://techcrunch.com/2025/09/04/google-photos-adds-ai-video-generation-with-veo-3/