- GoogleのオープンAIモデル「Gemma」のダウンロード数が1億5000万回を超える
- Hugging Faceプラットフォーム上で開発者らが7万以上のGemmaバリアントを作成
- 競合するMetaの「Llama」には及ばないものの、マルチモーダル対応や100言語以上のサポートを実現
GoogleのGemmaが達成した1億5000万ダウンロードの実績
Googleが公開しているAIモデル「Gemma」コレクションが一つの節目を迎えた。ダウンロード数が1億5000万回を超えたのである。Google DeepMindの開発者リレーションズエンジニアであるオマー・サンセビエリオ(Omar Sanseviero)氏は週末にXでこの数字を発表し、同時に開発者たちがAI開発プラットフォーム「Hugging Face」上で7万以上のGemmaバリアントを作成していることも明らかにした。
Gemma just passed 150 million downloads and over 70k variants on Hugging Face🚀🚀🚀
What would you like to see in the next Gemma versions?
— Omar Sanseviero (@osanseviero) May 11, 2025
Gemmaの特徴とLlamaとの競争状況
GoogleはMetaの「Llama」のような他の「オープン」モデルファミリーと競合することを目指し、2024年2月にGemmaを発表した。最新のGemmaリリースはマルチモーダルであり、テキストだけでなく画像も処理できるほか、100言語以上をサポートしている。Googleはまた、創薬などの特定の用途向けに調整されたGemmaのバージョンも作成している。
約1年間で1億4000万ダウンロードという数字は注目に値するものの、Gemmaはその主要なライバルであるLlamaには大きく遅れをとっている。Llamaは4月下旬に12億ダウンロードを突破したとされる。
ライセンス条項をめぐる議論
注目すべき点として、GemmaとLlamaの両方が、カスタムの非標準的なライセンス条項で批判を受けている。一部の開発者らは、これらのモデルを商業的に使用することはリスクの高い提案になっていると指摘している。
引用元:TechCrunch
Google’s Gemma AI models surpass 150M downloads