- Google支援の「Current AI」パートナーシップが発表され、初期投資額は4億ドル(約520億円)以上
- パートナーシップはAIの公共利益活用を目指し、ヘルスケアや気候目標に焦点を当てる
- フランス、ドイツ、ケニア、ナイジェリアなどが参加する国際的な取り組み
Current AIパートナーシップ発表
Current AIは、AIの開発を社会的に有益な方向に促進することを目的とした新たなパートナーシップである。この取り組みは、フランスAIアクションサミットで発表され、初期投資として4億ドル(約520億円)が約束されている。さらに今後5年間で25億ドル(約3250億円)を調達する計画だ。
目的は、ヘルスケアや気候目標などの分野で、AIが公共の利益に資するような影響を与えることにある。主に「公共利益AI」を支えるためのデータセットへのアクセス拡大、オープンソースインフラの支援、AIシステムの社会的・環境的影響を測定するためのシステム開発などが目標として掲げられている。
国際的な支援と民間企業の参加
パートナーシップは、フランス、ドイツ、ケニア、ナイジェリアなど9カ国の政府が参加しており、アメリカ合衆国は参加していない。また、コアパートナーとして、GoogleやSalesforceなどの民間企業もサポートしている。
具体的には、AIの社会的影響を測るためのシステムの開発や、患者がAI研究のために自分のデータを提供できるようにするプライバシー保護技術の支援などが取り組まれる予定だ。
「公共利益AI」に向けたこの取り組みは、データとオープンソース技術に焦点を当て、既存のプロジェクトをつなげる役割を果たすと期待されている。
引用元:TechCrunch
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