- GoogleのAI概要が「現在は何年か」という質問に対して2024年と誤って回答するバグが発生
- 複数のユーザーが数日間にわたってこの問題を報告、木曜日遅くにGoogleがバグを修正
- 過去にも「1日に小さな石を1個食べる」「ピザにのりを追加」など注目すべき失敗事例が存在
- AI Overviewsは現在15億人のユーザーが100カ国以上で利用、米国とインドでは関連クエリの10%以上を占める
Google AI概要の年号誤認識バグと修正対応
AIツールは調査、コーディング、要約、執筆など、あらゆる種類の知識を簡単に提供できる有能なヘルパーとして宣伝されている。しかし、時には単純な質問が彼らを困惑させることがある。例えば、GoogleのAI Overviews(AI概要)は現在が何年なのかを混乱していた。
過去数日間で複数のユーザーが、Googleに何年なのかを尋ねたところ、AI Overviewsが現在の年は2024年だと答えたと報告していた。
How long until they manually take this one down? 😂😂 pic.twitter.com/kPbTpIkGeI
— Lily Ray 😏 (@lilyraynyc) May 29, 2025
wait did google announce a time machine at i/o? pic.twitter.com/N1AwAQSLCo
— Dmitry Shevelenko (@dmitry140) May 29, 2025
Googleの対応とシステム改善への取り組み
なぜこのようなことが起こったのかと尋ねられたとき、Googleは特定の理由を提供せず、そのような問題を回避するためのアップデートに取り組んでいるとだけ述べた。
「すべての検索機能と同様に、我々は厳密に改善を行い、このような例を使用してシステムを更新しています。AI Overviewsの大部分は役に立つ事実情報を提供しており、この種の問題に対処するアップデートに積極的に取り組んでいます」とGoogleの広報担当者は声明で述べた。
AI Overviewsの過去の失敗事例とパフォーマンス問題
Googleは数年前からAI Overviewsに取り組んでおり、この機能はこれまでいくつかの注目すべき失敗を犯している。そのうちの2つを挙げると、ユーザーに「1日に小さな石を1個食べる」ことを推奨し、石はビタミンとミネラルの良い供給源だと述べたり、チーズをピザにくっつけるのを助けるために接着剤を追加することを提案したりした。
同社がインドでヒンディー語での機能を展開したとき、その回答がしばしば一貫性がなく混乱を招くものであることを発見した。
Sundar Pichai氏によるAI Overviews利用状況と今後の戦略
最近の数週間で、GoogleのCEOであるSundar Pichai(スンダー・ピチャイ)氏はAI Overviewsの利用数を誇示し、この機能が現在100カ国以上で15億人のユーザーによって使用されていると述べた。同氏はまた、米国やインドなどの市場では、この機能が関連クエリの検索エンジン利用の10%以上を牽引していると付け加えた。
同社は、人々にAI搭載の検索とQ&A機能をより多く使用させることに大きく賭けている。これらの技術革新により、Googleは検索体験の向上と競争力の維持を図っている。
引用元: TechCrunch
Google fixes bug that led AI Overviews to say it’s now 2024