- GoogleがAI Futures Fundを立ち上げ、Google DeepMindの最新AIツールを活用するスタートアップに投資
- シード期から後期ステージまでのスタートアップを支援し、DeepMindのAIモデルへの早期アクセスやGoogle Cloud creditなどを提供
- 既にViggleやToonsutraなどのスタートアップが参加、5月12日から申請受付を開始
GoogleのAI Futures Fund、DeepMindの技術活用企業を支援
月曜日、GoogleはAI Futures Fundの立ち上げを発表した。この新イニシアチブは、同社のAI研究開発ラボであるGoogle DeepMindの最新AIツールを活用してサービスを構築するスタートアップへの投資を目指すものである。
このファンドはシード期から後期ステージまでのスタートアップを支援し、創業者にDeepMindのGoogle AIモデルへの早期アクセス、DeepMindやGoogle LabsのGoogle専門家との協業機会、Google Cloudクレジットなど、様々なレベルのサポートを提供する。一部のスタートアップはGoogleからの直接投資を受ける機会も得られる。
運用方法と既存の参加企業事例
「AI Futures Fundはバッチやコホートモデルに従うものではありません」とGoogle広報担当者は語った。「代わりに、私たちは継続的に機会を検討します—決まった申請期間や締め切りはありません。ファンドの理念に合致する企業に出会った場合、投資を選択することがあります。現時点では特定のファンドサイズは発表しておらず、チェックサイズは企業のステージとニーズに基づいて異なります—通常は初期から中期ステージで、後期ステージの機会にも柔軟に対応します。」
AI Futures Fundには既にいくつかの事例がある。ミーム作成プラットフォームのViggleやウェブトゥーンアプリのToonsutraなどのスタートアップがこのプログラムに参加している。
GoogleのAI人材育成および科学的ブレークスルーへの投資
Googleは過去数カ月間、次世代のAI人材と科学的ブレークスルーを支援するための大きな取り組みを行ってきた。
昨年11月、同社の慈善部門であるGoogle.orgはAIに取り組む研究者や科学者に対して2,000万ドル(約30億円)の資金提供を発表した。それ以前の9月には、GoogleのCEOであるスンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)氏が、世界中のより多くの場所にAI教育とトレーニングをもたらすために1億2,000万ドル(約180億円)のGlobal AI Opportunity fundを創設すると発表した。Google.orgはまた、AI技術を開発する非営利団体に資金を提供する2,000万ドル(約30億円)のジェネレーティブAIアクセラレータープログラムも立ち上げた。
Googleはまた、AIスタートアップを含む様々な業界や背景からの起業家を支援するGoogle for Startups Founders Fundsも運営している。広報担当者は2月に、今年はこのファンドが米国のAI重点スタートアップへの投資を開始する予定であり、詳細は後日発表されると語った。
引用元:TechCrunch
Google launches new initiative to back startups building AI