Anthropic、AIエラーを減らす新しい参照機能が開発者向けAPIに登場

Anthropic

  • Anthropicが新しい参照機能を開発者API向けにリリース
  • AIモデルが情報源文書から正確な引用を自動的に生成可能
  • Claude 3.5 SonnetとClaude 3.5 Haikuのみで利用可能
  • ドキュメント要約やカスタマーサポートアプリケーションに特に有効

AIの参照機能が進化

Anthropicは、開発者向けAPIに新機能Citations(参照・引用の意)を追加した。この機能は、メールなどの情報源文書に基づいてAIの回答を「根拠づけ」することを可能にする。Anthropicによれば、Citations機能により、AIモデルは回答生成に使用した文書の「正確な文章や段落」への詳細な参照が可能となるとしている。

現時点で、Citations機能はAnthropicのAPIとGoogleのVertex AIプラットフォームで利用可能。開発者は情報源ファイルを追加することで、モデルが自動的にそのファイルから推論された主張を引用できるようになる。

対応モデルと料金体系

この機能は、Claude 3.5 SonnetとClaude 3.5 Haikuの2モデルでのみ利用可能。料金体系は、情報源文書の長さと数に依存する。Anthropicの標準APIの価格設定によると、約100ページの文書は、Claude 3.5 Sonnetで0.30ドル(約45円)、Claude 3.5 Haikuで0.08ドル(約12円)程度のコストとなる。

開発者にとって、AIによる誤情報(ハルシネーション)を削減できる可能性があるため、十分に投資価値のある機能と言えるだろう。

引用元:TechCrunch
Anthropic’s new Citations feature aims to reduce AI errors

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