- Amazonの年次デバイス・サービスイベントで、生成AI搭載の強化版音声アシスタントAlexa+を発表
- ユーザーはAlexa+とドキュメントを共有でき、重要な詳細を記憶して質問に回答する機能を実現
- レシピやHOAのガイドラインなど、複雑な文書から情報を抽出して活用可能
- 子供の学校からのメール情報の抽出・要約や、カレンダー管理も支援
Amazonの生成AI活用による音声アシスタントの進化
水曜日に開催されたAmazonの年次デバイス・サービスイベントにおいて、同社は生成AIを活用した強化版音声アシスタント「Alexa+」を発表した。
デモンストレーションでは、ユーザーがAlexa+とドキュメントを共有し、アシスタントがそれらのドキュメントに関する重要な詳細を記憶して質問に回答する方法が紹介された。
Alexa+のドキュメント処理能力と実用例
Alexaのディレクターを務めるMara Segal(マラ・シーガル)氏は、この機能がどのように動作するかについていくつかの例を示した。ある例では、シーガル氏が「おばあちゃんのズッキーニブレッドのレシピで、どれくらいの油が必要だった?」とAlexa+に尋ねると、Alexa+は以前にアップロードされたレシピから答えを抽出することができた。
より複雑なシナリオでは、ユーザーは住宅所有者協会(HOA)からのドキュメントをアップロードし、多くの人が見落としがちなガイドラインについて質問することができる。
さらに、ユーザーは子供の学校からの複数のメールをAlexa+に転送し、重要な情報を抽出して要約することが可能だ。また、重要な学校行事を見逃さないようカレンダー管理も支援する。
Alexa+の追加機能
Amazonはイベントで、Prime Videoの異なる映画シーンへのジャンプやスマートホームデバイスの制御など、Alexa+のいくつかの機能をデモンストレーションした。これにより、ユーザーは異なる部屋のスピーカー間で音楽を移動させることも可能になる。
引用元:TechCrunch
Amazon Alexa+ can read, summarize and recall lengthy documents