- OpenAIが5,000万ドル（約700億円）規模の学術研究助成プログラムを立ち上げ
- 人工知能の安全性、倫理、社会的影響に関する研究を支援
- 大学や研究機関からの応募を広く募集
- AIテクノロジーの責任ある発展を目指す戦略的取り組み
OpenAIによる学術研究支援の新たな取り組み
OpenAIは、人工知能に関する学術研究を支援するための5,000万ドル（約700億円）の助成プログラムを発表した。トップ大学でのAI支援研究の支援に焦点を当てたNextGenAIと呼ばれる新しいコンソーシアムを支援していると報告されている。この取り組みは、AIテクノロジーの倫理的、社会的側面に関する研究を促進することを目的としている。
助成プログラムの詳細
ハーバード大学、オックスフォード大学、MITを含む15の創設学術パートナーを持つNextGenAIは、OpenAIから5,000万ドルの研究助成金、コンピューティング資金、およびAPIアクセスで資金提供されると同社は述べている。学生、教育者、研究者は、今後数か月にわたって授与される賞を受け取る資格があるという。
同社が提供する助成金は、AIの安全性、倫理、社会的影響に焦点を当てた研究プロジェクトを対象としており、大学や研究機関の研究者からの幅広い応募を歓迎し、AIテクノロジーの責任ある発展に寄与する革新的な研究を支援する。
AIの社会的影響への取り組み
OpenAIが教育へのコミットメントの拡大と位置付けているこのコンソーシアムは、昨年5月の大学向けChatGPT Edu製品の発売に続くもので、米国でのAI研究助成金にとって不安定な時期に開催される。
ここ数週間、トランプ政権は、AIの専門知識を理由に抜擢された全米科学財団の職員を多数解雇したと報じられており、AIの主要な業務を維持する機関の能力が脅かされている。
NextGenAIは、AIによる重要な作業の前進に役立つ可能性がある。しかし、OpenAIはAI分野で中立的な立場にあるわけではなく、研究者、教員、学生が、オープンソースの代替手段を含むライバルのツールを犠牲にして、AI製品に慣れることを望んでいるだろう。
引用元：TechCrunch
OpenAI launches $50M grant program to help fund academic research
