- 日本人の約71%が「日常的にAIを使用していない」と回答、毎日使用は約2%に留まる
- 将来のAI適応のための学習意欲は4カ国中最低、若年層ほど前向きな傾向
- 管理職・専門家の約17%が仕事で生成AIを定期的に活用している
- セキュリティ企業はAI普及に伴うサイバー犯罪リスク増加を警告
個人向けセキュリティサービス提供企業NordVPN(本社:オランダ・アムステルダム、日本代表:小原拓郎氏)が、AI活用に関する4カ国調査の結果を発表した。調査は日本、ドイツ、イタリア、ブラジルの4,000名以上を対象に2024年11月に実施された。
日本のAI利用率の低さが明らかに
調査によると、日本人の約71%が「日常的にAIを使用していない」と回答。さらに、AIを毎日使用していると答えた人はわずか約2%に留まることが明らかになった。世界的にAI技術が急速に普及する中、日本国内のAI利用率は比較的低い水準にあることが示された。
AI学習意欲も4カ国中最低水準
将来のAI適応に向けた学習意欲についても、日本人回答者の約13%のみが「AIについて学ぼうとしている」と回答。これはドイツの約32%やブラジルの約35%と比較すると大幅に低い数値だ。ただし、Z世代(18~24歳)に限れば約18%と比較的高い割合を示しており、若年層ほどAI学習に前向きな姿勢がみられる。
管理職・専門職でのAI活用が進行中
職種別に見ると、日本の管理職と専門家の約17%が「仕事で生成AIを定期的に利用している」と回答した。これらの職種は他の職種と比較してAIに関する学習意欲が高く、実務でのAI活用も進んでいることがわかる。
世界的なAI市場拡大とセキュリティリスク
総務省の「令和6年版情報通信白書」によると、世界の生成AI市場規模は2022年から2032年にかけて約33倍まで成長すると予測されている。日本でも今後AI活用は増加する見込みだが、便利さの反面、ディープフェイクによる詐欺や高度なフィッシングメールなど、セキュリティリスクの増加も懸念されており、セキュリティ対策の重要性が高まっている。
引用元:PR TIMES
日本人の約71%がAIを日常的に使用していない?!Nord VPNがAI活用に関する調査結果を発表