- 中国のAIラボDeepSeekが、オンラインサービスの一部コードを来週オープンソース化すると発表。
- 実運用で検証済みの5つのコードリポジトリを公開予定。
- OpenAIのサム・アルトマン氏が、DeepSeekの台頭により技術的優位性が低下したことを認める。
DeepSeekのオープンソース戦略
中国のAI研究所DeepSeekは2月21日、来週開催される「オープンソースウィーク」イベントの一環として、同社のオンラインサービスのコードの一部をオープンソース化する計画を発表した。同社は、「実運用環境で文書化され、デプロイされ、実戦で検証された」5つのコードリポジトリを公開する予定だ。
🚀 Day 0: Warming up for #OpenSourceWeek!
We’re a tiny team @deepseek_ai exploring AGI. Starting next week, we’ll be open-sourcing 5 repos, sharing our small but sincere progress with full transparency.
These humble building blocks in our online service have been documented,…
— DeepSeek (@deepseek_ai) February 21, 2025
コードリポジトリの公開方針
コードリポジトリは、ソフトウェア開発資産の保管場所であり、通常はソースコード、設定ファイル、プロジェクトドキュメントなどが含まれる。DeepSeekは公式SNSで「オープンソースコミュニティの一員として、共有される一行一行のコードが、この旅を加速させる集合的な推進力になると信じている」と述べ、「象牙の塔ではなく、純粋なガレージ精神とコミュニティ主導のイノベーションを目指す」としている。
OpenAIへの影響と業界動向
DeepSeekは、これまでもAIモデルを許容的なライセンスの下でオープンに公開してきた実績を持ち、OpenAIなどの既存のAI企業に大きな影響を与えている。最近のSNS投稿で、OpenAIのCEOであるSam Altman(サム・アルトマン)氏は、DeepSeekによってOpenAIの技術的優位性が低下したことを認め、将来的により多くの技術をオープンソース化することを検討すると述べている。
引用元:TechCrunch
DeepSeek to open source parts of online services code