- OpenAIのAIエージェント「Operator」が、日本を含む9カ国でChatGPT Proユーザー向けにサービス開始。
- チケット予約やレストラン予約、経費申請など、ユーザーに代わって実務的なタスクを実行可能。
- 月額200ドル(約3万円)のChatGPT Proプラン加入者のみが利用可能。欧州連合(EU)など一部地域では利用不可。
OpenAI Operatorのグローバル展開
OpenAIは2月21日、AIエージェント「Operator」のサービス提供地域を拡大し、オーストラリア、ブラジル、カナダ、インド、日本、シンガポール、韓国、イギリスなど複数の国でサービスを開始したことを発表した。ただし、EU加盟国、スイス、ノルウェー、リヒテンシュタイン、アイスランドについては、現時点でサービス対象外となっている。
Operator is now rolling out to Pro users in Australia, Brazil, Canada, India, Japan, Singapore, South Korea, the UK, and most places ChatGPT is available.
Still working on making Operator available in the EU, Switzerland, Norway, Liechtenstein & Iceland—we’ll keep you updated!
— OpenAI (@OpenAI) February 21, 2025
OpenAI Operatorの機能と利用条件
Operatorは2025年1月に米国で最初にリリースされたサービスで、チケットの予約、レストランの予約、経費報告書の作成、ECサイトでのショッピングなど、ユーザーに代わって様々なタスクを実行できるAIエージェントツールである。現在は月額200ドル(約3万円)のChatGPT Proプラン加入者のみが利用可能で、専用のウェブページを通じてのみアクセスできる。OpenAIは今後、すべてのChatGPTクライアントでOperatorを利用可能にする計画を示している。Operatorは別のブラウザウィンドウで動作し、ユーザーはいつでも操作を制御できる仕組みとなっている。
AIエージェント市場の競争状況
AIエージェント市場では、Google、Anthropic、Rabbitなどの企業が同様のタスクを実行できるエージェントを開発している。しかし、Googleのプロジェクトは現在ウェイトリスト制で、AnthropicはAPI経由でのみエージェントインターフェースにアクセス可能、Rabbitのアクションモデルは同社デバイス所有者のみが利用できるなど、各社で提供形態が異なっている。
引用元:TechCrunch
OpenAI rolls out its AI agent, Operator, in several countries