- ソフトバンクがOpenAIへ最大250億ドル(約3.75兆円)の投資を検討。総額400億ドル(約6兆円)規模の協業構想。
- 両社は米国のデータセンタープロジェクト「Stargate」への1,000億ドル(約15兆円)共同投資を発表。4年間で5,000億ドル(約75兆円)規模に拡大の可能性。
- 実現すれば、ソフトバンクはMicrosoftを超えてOpenAIの最大の単独出資者となる。
ソフトバンクの大規模投資計画の詳細
Financial Timesの報道によると、ソフトバンクはOpenAIへの150億〜250億ドル(約2.25兆円〜3.75兆円)の直接投資に加え、データセンタープロジェクト「Stargate」への150億ドル(約2.25兆円)の投資を計画している。これはWeWorkへの160億ドル(約2.4兆円)の投資以来、孫正義氏による最大規模の投資となる。
Stargateプロジェクトの資金調達の約20%が株式で、残りは資産と収益を担保とした債務での調達を予定している。OpenAIも約150億ドル(約2.25兆円)を投資する計画で、ソフトバンクの出資がOpenAIのインフラ投資をカバーする可能性がある。
OpenAIの企業価値と今後の展開
昨年1,570億ドル(約23.6兆円)の企業価値に達したOpenAIは、追加の資金調達を容易にするため、営利企業への転換も検討している。また、MicrosoftはOpenAIの独占的クラウドプロバイダーとしての地位を手放すことに同意しており、この投資によりOpenAIのMicrosoftへの依存度が低下する見込みだ。
市場への影響とDeepSeekの台頭
この協議は、中国企業DeepSeekが比較的少額の予算で開発したR1「推論」モデルのリリースにより市場が動揺する中で行われている。NVIDIAは一時5,890億ドル(約88.4兆円)の時価総額を失い、高価なAIハードウェアへの大規模投資の必要性に対する投資家の懸念が表面化した。OpenAIはDeepSeekがR1の開発において、OpenAIの独自モデルを無断で使用した可能性があると主張している。
引用元:TechCrunch
SoftBank in talks to invest as much as $25B in OpenAI, report says