PerplexityがAI検索で2億ドル調達、企業価値200億ドルに急成長

Perplexity

  • Perplexityが企業価値200億ドル(約3兆円)で2億ドル(約300億円)の資金調達を完了
  • 年間経常収益(ARR)が2億ドル(約300億円)に接近、Google検索への挑戦を加速
  • 創業3年で総調達額15億ドル(約2,250億円)に達する急成長企業
  • Google Chrome買収提案345億ドル(約5.2兆円)も実施、検索市場での存在感を強化

Perplexity企業価値200億ドルで2億ドル調達を完了

GoogleにAI搭載の対話型回答で競合するAI検索スタートアップのPerplexityが、企業価値200億ドル(約3兆円)で2億ドル(約300億円)の新規資金調達を完了したとThe Informationが9月10日に報じた。この最新の資金調達は、7月にBloombergが報じた企業価値180億ドル(約2.7兆円)での1億ドル(約150億円)調達からわずか2カ月後の実施となった。

PitchBookのデータによると、創業から3年で急成長を遂げる同AI企業は、これまでに合計15億ドル(約2,250億円)の資金を調達している。今回の資本注入を主導した投資家は明らかになっていない。Bloombergの報道によれば、7月の資金調達は今年初めに企業価値140億ドル(約2.1兆円)でAccel主導により完了した5億ドル(約750億円)ラウンドの延長だった。

年間経常収益2億ドルに接近、急激な収益成長を実現

同社に詳しい情報筋によると、Perplexityの年間経常収益(ARR)は2億ドル(約300億円)に接近している。先月、Perplexityのコミュニケーション責任者がBusiness Insiderに語ったところでは、同社のARRは1億5,000万ドル(約225億円)を超えていた。

Perplexityはコメント要請に即座に応じていない。

Google Chrome買収提案345億ドルでGoogle検索独占に挑戦

今回の資金調達は、PerplexityがGoogleの検索独占に対する挑戦者として位置付けられる中で実施された。8月、Perplexityは345億ドル(約5.2兆円)でGoogleのChromeブラウザ買収を提案した。この提案は、司法省がGoogleが反競争的行為を行っているとして同社にWebブラウザ売却を求めた後に行われた。しかし、9月初めに連邦判事がGoogleは検索事業の分割を行う必要がないとの判決を下し、事実上、検索大手がChromeを保持することを認めた。

AI検索市場でのPerplexity急成長が示す業界変化

Perplexityの急激な成長は、AI技術を活用した検索サービスが従来の検索エンジンに対する有力な代替手段として認識されていることを示している。同社の対話型AI検索アプローチは、従来のリンク一覧表示とは異なり、ユーザーの質問に直接的で包括的な回答を提供する点で差別化を図っている。

引用元:TechCrunch Perplexity reportedly raised $200M at $20B valuation

https://techcrunch.com/2025/09/10/perplexity-reportedly-raised-200m-at-20b-valuation/

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