- PerplexityがFinanceダッシュボードにインド上場企業の四半期決算説明会のライブ転写機能を実装
- 決算発表後のカンファレンスコールのスケジュール表示カレンダー機能も同時追加
- これまで米国株のみ対応していた決算転写機能をインド市場に拡大
- 市場要約、株価チャート、ウォッチリスト機能など包括的な金融情報サービスを提供
Perplexity AIによるインド株決算対応の拡充
AIスタートアップのPerplexityは、同社のFinanceダッシュボードにインドの上場企業の四半期決算説明会のライブ転写機能と、決算発表後のカンファレンスコールのスケジュールを表示するカレンダー機能を追加した。
市場に関するニュースの表示と並んで、PerplexityのFinanceダッシュボードは市場要約、証券取引所のチャート、トップパフォーマンス株を表示している。このダッシュボードはユーザーが株式ウォッチリストの作成、セクター別パフォーマンスの追跡、暗号通貨のパフォーマンス確認も可能にしている。
米国株から拡大したグローバル対応戦略
これまで、このダッシュボードは米国株の転写のみを表示していた。
今回のアップデートにより、Perplexityは世界第5位の株式市場であるインド市場への対応を拡大し、Tata Consultancy Services、Infosys、Reliance Industriesなどの主要インド企業の決算情報をリアルタイムで提供することが可能になった。
包括的金融情報プラットフォームとしての機能強化
PerplexityのFinanceダッシュボードは、AIによる検索能力と従来の金融データプラットフォームの機能を組み合わせた独自のサービスを提供している。ユーザーは自然言語で質問を投げかけることで、複雑な金融情報や市場分析を瞬時に入手できる。
この機能拡張は、Perplexityが単なる検索エンジンから、特定分野に特化した専門的なAIアシスタントへと進化していることを示している。特に金融分野では、リアルタイムデータと深層分析の組み合わせが投資判断において重要な価値を提供する。
インド株式市場における戦略的重要性
インド株式市場は近年、世界の投資家から注目を集めており、時価総額で世界第5位の規模を誇る。IT、製薬、金融サービスなどの分野で多数の優良企業が上場しており、これらの企業の決算情報へのアクセス向上は、グローバル投資家にとって重要な意味を持つ。
引用元: TechCrunch Perplexity now supports live earnings call transcripts for Indian stocks