- GoogleがI/O 2025で実験的音楽制作アプリ「MusicFX DJ」を支えるAIモデルをAPI経由で提供すると発表
- 「Lyria RealTime」はジャンル混合や楽器変更、曲の雰囲気変更などリアルタイム操作が可能
- 高品質(48kHzステレオ)の音楽をインタラクティブに作成・制御・演奏できる協働ツールとして提供
GoogleのAI音楽技術がAPI経由で一般提供へ
GoogleはGoogle I/O 2025において、同社の実験的音楽制作アプリ「MusicFX DJ」を支えるAIモデルをAPI経由で提供開始すると発表した。
「Lyria RealTime」と名付けられたこのモデルは、現在GoogleのGemini APIおよびAI Studioプラットフォームで利用可能になっている。音楽ジャンルの混合、楽器の変更、AI生成音楽の雰囲気の変更が可能で、ユーザーはキー、テンポ、明るさなど、曲の特性や要素をコントロールできる。
急増するAI音楽アプリ市場とLyria RealTime
API経由でのLyria RealTimeの提供は、AI搭載音楽アプリの爆発的増加の中で実現した。UdioやSuno、そして最近デビューしたRiffusionなど、多数のアプリが存在する。
これらの多くは、特に許可なく著作権で保護された音楽でトレーニングされたモデルによって駆動されるものは、物議を醸している。しかしGoogleはLyria RealTimeを協働ツールとして売り込んでおり、高品質(48kHzステレオ)の曲をインタラクティブに作成、制御、さらには演奏するために使用できるとしている。
GoogleのLyria RealTime提供価格
GoogleはAPI展開に先立ち、Lyria RealTimeの価格については発表していない。
引用元:TechCrunch
Google brings a music-generating AI model to its API with Lyria RealTime