AI機能搭載の「Google One」、契約者数が1億5000万人を突破 AIプランが成長牽引か

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  • Googleのサブスクリプションサービス「Google One」の契約者数が、1億5000万人を突破したことが明らかになった。
  • 契約者数は約1年で1億人から50%増加しており、特にAI機能付きのプランが新規加入を牽引しているという。
  • この成長は、Googleが広告収入に依存しない収益源として、AI搭載のサブスクリプションサービスに注力する戦略の一環と見られている。
  • AIチャットの普及による検索習慣の変化や競争激化の中、サブスクを含む多様なビジネスモデルの確立がGoogleにとって重要となっている状況だ。

グーグルワン、契約者数1.5億人達成の背景にAI

米Alphabet傘下のGoogleが提供するサブスクリプションサービス「Google One」の契約者数が、1億5000万人を突破したことが明らかになった。これは、特にAI機能を搭載した高付加価値プランが新規契約者を呼び込んでいる結果だと報じられている。

AI機能プランが成長の牽引役に

ロイター通信などによると、Google Oneの契約者数は、前年2月に発表された1億人から約1年で50%増加し、急速なペースで拡大している。この成長の主な要因は、AI機能を統合したサブスクリプションプラン(月額19.99ドルなど)が新規加入者を強く牽引していることにあるという。これらのプランには、Gemini Advancedをはじめとする高度なAI機能が含まれており、ユーザーは自動写真整理や作文支援といったAIを活用した様々なサービスに価値を見出していると見られる。

GoogleのAIとサブスク戦略

Google Oneの契約者急増は、Googleが伝統的な広告収入に大きく依存するビジネスモデルからの多角化を進め、AI搭載アプリやサブスクリプションサービスを新たな収益の柱として強化する戦略の成功を示すものだ。AIチャットの普及がユーザーの検索習慣に変化をもたらす中で、Googleは月額課金型のサービスを通じて、AIを活用した差別化された機能を提供し、ユーザーの囲い込みを図っている。

AppleがSafariにAI検索機能を追加する計画を進めるなど、AI分野での競争は激化している。このような状況下で、Googleがサブスクリプションを含む多様なビジネスモデルを確立し、収益基盤を強化できるかが、今後の同社の事業戦略においてより重要となっている。

引用元:ロイター
AI機能使えるグーグルワン、契約者数が1億5000万人を突破

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