- Anthropicが最新情報を提供するClaudeモデル用のウェブ検索APIを発表
- 開発者はAPIを通じて、最新データにアクセスできるClaude搭載アプリケーションの構築が可能に
- Claude Codeにもウェブ検索機能が追加され、APIドキュメントや技術記事へのアクセスが可能に
Anthropicの新APIでリアルタイム情報アクセスが可能に
Anthropicが同社のClaude AIモデルがウェブ全体を検索できる新APIを発表した。水曜日に公開されたプレスリリースによると、これを利用する開発者は最新情報を提供するClaude搭載アプリを構築できるという。
このAPIのローンチは、AI企業が自社プラットフォームに新規顧客を引き付けるため、様々な方法でモデルを強化しようとする中で行われた。Anthropicは先週、アプリケーションをClaudeに接続するツールと、企業アカウント、ウェブサイトなどを検索できる拡張された「ディープリサーチ」機能をデビューさせたばかりだ。
Web search is now available on our API.
Developers can augment Claude’s comprehensive knowledge with up-to-date data. pic.twitter.com/pRQf0ZKXUZ
— Anthropic (@AnthropicAI) May 7, 2025
ClaudeのAPI活用で最新情報へのアクセスが向上
「開発者は当社のAPIへのリクエスト時にウェブ検索ツールを有効にすることで、Claudeの包括的な知識を現在の実世界のデータで強化できるようになった」とAnthropicはリリースで述べている。「ウェブ検索により、開発者は独自のウェブ検索インフラを管理することなく、最新情報を活用できるAIソリューションを構築できるようになった」。
ウェブ検索APIが有効になると、Claudeは「推論」機能を使用して、特定のリクエストが最新情報や専門知識から恩恵を受けるかどうかを判断する。Claudeがウェブ検索を行うと決定した場合、検索クエリを生成し、結果を取得して分析し、引用付きの回答を提供する。
また、Claudeは検索クエリを改良し、複数の検索を実行することもでき、以前の結果を使用して後続のクエリに情報を提供する。開発者はこの動作をカスタマイズでき、Claudeが検索を許可または禁止するドメインを指定することもできる。Anthropicによれば、開発者は組織レベルでウェブ検索の使用を許可または禁止することも可能だ。
Claude Codeにもウェブ検索機能が追加
関連するニュースとして、Anthropicは開発者が様々なコーディングタスクを完了するためにClaudeを活用できるツールであるClaude Codeにもウェブ検索機能を導入している。ウェブ検索を有効にすると、Claude Codeは最新のAPIドキュメント、技術記事、開発ツールやライブラリに関するその他の情報にアクセスできるようになる。Claude Codeはリサーチプレビューとしてベータ版のままだ。
引用元:TechCrunch
Anthropic rolls out an API for AI-powered web search