- GoogleのAIモードが米国内のLabs登録者全員に開放、18歳以上なら誰でも利用可能に
- 場所や商品に関する詳細情報を視覚的なカードで表示する新機能を追加
- 検索履歴の保存機能により、以前の検索から継続して質問が可能に
- 一部の米国ユーザーにはGoogle検索内でAIモードタブのテストも開始
GoogleのAIモード、アクセス制限を撤廃
Googleは、複雑で多面的な質問やフォローアップ質問を直接検索内で行える実験的機能「AIモード」へのアクセスを拡大している。同社はまた、検索の続きから再開できる機能など、追加機能も導入している。
GoogleはPerplexity AIやOpenAIのChatGPT Searchなどの人気サービスに対抗するため、3月にAIモードを立ち上げた。今日発表された更新は、AIモードが前述のサービスとより良く競争できるよう設計されている。
この拡大により、GoogleはAIモードのウェイトリストを廃止した。現在、米国内で18歳以上であれば、Googleの実験部門であるLabsに登録していれば誰でもこの機能にアクセスできる。
GoogleはまたAIモードをLabs外でもアクセス可能にする予定で、米国内の一部のユーザーにGoogle検索内のAIモードタブをテスト表示している。
AIモードに視覚的な情報カードを追加

新機能については、Googleは場所や商品に関する詳細な質問をする以上のことを可能にしている。現在、AIモードを使用して新しいレストランを見つけたり、次の旅行に必要なものを探したりすることができる。AIモードでは、タップするとより詳細な情報が得られる視覚的な場所や商品カードが表示されるようになる。
レストランや美容院などの地元のスポットを調べる際には、評価、レビュー、営業時間などの情報をすぐに確認できる。商品については、リアルタイムの価格やプロモーション、画像、配送の詳細、地元での在庫状況などの詳細を確認できるようになる。
例えば、ミッドセンチュリーモダンの家具を扱うヴィンテージショップを探している場合、AIモードは近くの店舗をハイライトし、混雑状況などのリアルタイムの詳細を提供し、素早く電話をかけたり、道順を調べたりすることができる。
また、キャンプ旅行を計画している場合、「バックパックに収まる100ドル(約15,000円)以下の最高の折りたたみキャンプチェア」のような検索をしてみることができる。AIモードは、小売業者へのリンクや商品の詳細とともに、おすすめ商品の内訳を表示する。
検索履歴の保存機能を追加
Googleはまた、AIモードを使用する際に中断した場所から再開できるようにしており、これは長期的なプロジェクトやタスクに取り組んでいる場合に役立つはずだ。デスクトップでは、AIモードの新しい左側のパネルをクリックして、過去の検索にアクセスし、すでに提供された情報を確認したり、フォローアップの質問をしたりすることができる。
引用元:TechCrunch
Google’s AI Mode gets expanded access and additional functionality