- イーロン・マスク氏のAI企業xAIのチャットボット「Grok」に新機能追加
- 「Grok Studio」と呼ばれるドキュメントやアプリ作成用のキャンバス風ツールを発表
- 無料・有料ユーザー共にGrok.comで利用可能に
- Google Driveとの連携機能も同時発表
Grok Studioの発表と基本機能
イーロン・マスク(Elon Musk)氏のAI企業xAIが開発するチャットボット「Grok」に、ドキュメントや基本的なアプリを編集・作成するためのキャンバス風機能が追加された。
「Grok Studio」と名付けられたこの機能は火曜日遅くにX(旧Twitter)で発表された。この機能はGrok.comで無料ユーザーと有料ユーザーの両方が利用できる。
X上の公式Grokアカウントは「Grokは現在、ドキュメント、コード、レポート、ブラウザゲームを生成できる」と記した。「Grok Studioは別ウィンドウでコンテンツを開き、あなたとGrokの両方がコンテンツで共同作業できるようになる」
Today, we are releasing the first version of Grok studio, adding code execution and google drive support.
Grok Studio
Grok can now generate documents, code, reports, and browser games. Grok Studio will open your content in a separate window, allowing both you and Grok to… pic.twitter.com/lyQh06F8eP— Grok (@grok) April 16, 2025
業界トレンドと競合製品との比較
Grokはソフトウェアや文書作成プロジェクトに取り組むための専用ワークスペースを獲得した最新のチャットボットだ。OpenAIは昨年10月、ChatGPTに同様の機能「Canvas」を導入した。Anthropicは「Artifacts for Claude」で先駆けとなった企業の一つである。
Grok Studioは、これまでに登場したキャンバス風ツールと大きく異なるようには見えない。HTMLスニペットをプレビューし、Python、C++、JavaScriptなどのプログラミング言語でコードを実行することができる。すべてのコンテンツはGrokの回答の右側にあるウィンドウで開かれる。
Google Drive連携でさらに便利に
Grok Studioは、本日発表されたもう一つのGrokのアップグレード、Google Driveとの統合によってさらに有用性が高まる可能性がある。現在、Google Driveアカウントからファイルをグロックのプロンプトに添付できるようになった。xAIによれば、Grokはドキュメント、スプレッドシート、スライドを処理できるという。
引用元:TechCrunch
Grok gains a canvas-like tool for creating docs and apps